令和5年11月7日(火)13:30-15:00しまね海洋館アクアスさんにて『アクアート -しずかでにぎやかなうみ-』イベントを開催しました。
参加者30名と支援者で休館日のアクアスさんを観覧し、参加者の中に芽生えたこころの海を表現していただくという試みです。リラックスした空間で海の生き物を観覧しながらの創作。どんな作品が生まれてくるのか、わくわくします!
休館日の水族館は、なかなかレアな状況。水槽の水を抜いてお掃除していたり、思いのほか手作業での作業を丁寧にされていたりと、水族館の方のお仕事の大変さを垣間見たような気がしました。そして何より嬉しいのが、人が少なくじっくりリラックスして生物を観覧できること。アクアスの職員の方も、広い館内で参加者が迷わず快適に観覧できるように温かく見守ってくださりました。
ひと通り観覧したら、創作活動へ。創作指導はアトリエ・スノイロの栗山さんがご担当。栗山さんの人柄に参加者もリラックスして楽しみながら創作にむかっておられました。
初めての画材、鮮やかな色彩、たくさん画材がならんでいると、思いっきり描いてみたくなる。そのようなムクムクと湧き上がる好奇心や創作意欲を栗山さんは、ごく自然に促してくれる。
県立島根大学の学生さんも、和気あいあいと参加者の創作に交じっておられました。この日のために、浜田養護学校さんで障子紙に絵付けするWSで制作した障子紙を使って『ティト』こと簡易テントを制作し、水族館のリラックス空間を演出したのは彼ら村岡ゼミ生です。
絵の具を使う人、マーカーで描くひと、粘土での創作、ステンドグラスを模したステンドシールをアクアスのガラスにペタリ貼る。それぞれ、自分の気の向くものを手に取ります。創作ペースの早いひと。じっくりじっくり作品を作られるひと。人それぞれ。思い思いのペースで。
最初は、なじみのない画材であっても、ちょっとやってみようかなとやり始めるうちにいつの間にか無心になって創作している。自分の作品が出来たら、他の作品を見て、『あ、自分も粘土やろうかな、シール貼ろうかな』など、影響し合うさまも面白い。
休館日の水族館という普段とは違う空間で、生き物との出会いや新たな画材との出会い、様々な人と交じりながらの創作。
皆さんの楽しい思い出に、新たなきっかけになればと願うばかりです。
参加者や支援者の皆さま、共催いただいたアクアスさん、アトリエ・スノイロの栗山さん、島根県立大学村岡ゼミのみなさま、素敵な時間を一緒に作り上げたこと心より感謝いたします。
そして、11/29~12/11『うみ・いろ・かたち展』では今回の『アクアート -しずかでにぎやかなうみ-』イベント創作された作品をアクアスペンギン館にて展示します。こちらに向けて現在準備中です。ぜひ、展示期間も皆さまのご来場お待ちしております。