11/7(火)休館日のしまね海洋館アクアス「ペンギン館」にて創作イベント『アクアート -しずかでにぎやかなうみー』が開催されました。島根県内の在住の日頃水族館にアクセスしにくい方が、休館日の水族館を観覧し、自分の感じる海を表現するという創作活イベントで、福祉事業所の利用者と支援者、個人などにご参加いただきました。
今回『うみ・いろ・かたち展』では11/7『アクアート』での創作作品を展示しました。会期は2023/11/29(水)~2023/12/11(月)で、12/3(日)・12/9(土)にはステンドグラスを模したステンドシールを海に面した窓いっぱいに貼るWSと創作作品を会場に投影するAR観覧なども実施しました。
ペンギンが泳ぐ水槽のすぐ近くの壁面にユニークでのびのびとした海の生き物たちが会場に集いました。ひとつひとつの作品が個性的なのですが、壁面のなかで調和し、まさに「しずかでにぎやかなうみ」のようでした。さまざまな『いろ・かたち』が『うみ』を行きかう様子、のびのびありのままにくつろぐ様子が体現された空間でした。
創作物の中には、ペンギンやチンアナゴ、カニやくじら、イルカなどの沢山の海の生物、そこから派生して握りの寿司まで創作されていました。粘土での立体作品、絵の具、マーカー、クレヨンなどでのペイントなど、それぞれが思い思いに作られた作品です。
12/3(日)~12/9(土)は障がい者ウィークということもあり、イベント参加者の方も多く展示を観に来てくださいました。自分の作品をちょっと照れくさそうにでもどこかに誇らしげに観ている様子が感じられ、心和む瞬間でした。11/7(火)の創作日に貼られたステンドシールは、12/3・9に開催された『うみ・いろ・かたち展』のステンドシールWSによって、さらににぎやかな『うみ』へと変化しました。シールの切り貼りに没頭する方や、親子で一緒に楽しむ参加者など、窓一面に広がる『うみ』を皆さんで作り上げてくださいました。作品が、創作者・来場者などさまざまな人がかかわる中で変化し、ひとつの世界を作り上げていく様子をみて、『なんかいいな』と感じました。
AR観覧では、壁に水槽の映像を投影しその中を創作作品が泳ぐ様子、カメラを通して作品と一緒に自分の姿が壁に投影される様子などが観覧できました。壁に投影された水槽の中に自分の姿を見つけてはしゃぐ子どもさん、中には踊りだす子どもさんもおられ、とても微笑ましかったです。
共催くださったアクアスさん、アトリエ・スノイロさん(展示監修)、島根県立大学地域政策科村上ゼミ(AR監修)の皆さま、そして、『アクアート』創作イベントの参加者・支援者の方、『うみ・いろ・かたち展』に来場いただき、創作や観覧を楽しんで頂いた方、創作から展示までの一連の流れにいろいろな方に関わっていただけたことが開催者としてとても嬉しく感謝しております。どうも有難うございました。