[ 報告 ]ボランティア募集の報告と御礼

 R5年度アート展本展の開催にあたり、展示作業などのボランティア募集をHP上に掲載しておりました。多数の事業所の方や個人の方、知的障害者協会会員の方などにご協力いただきお蔭様で、今年度は380点の応募作品を展示し、12月8(金)~12月10日(日)の3日間で963名の方にご来場いただくことが出来ました。応募作品も年々少しずつ参加数を伸ばしており、県内における障がいのある方の創作活動の機会や発表の場の創出することで、障がい者アートの普及、質の向上へとつながることを願っております。

 今回、当アート展でボランティアの方へご協力いただいた内容は次の通りです。

 ■12月5日 13:00-17:00『作品搬入作業』
 ■12月6日 15:00-17:00『展示作業』
 ■12月7日 9:00-12:00『展示作業』
       13:00-17:00『展示作業』
 ■12月11日 9:00-12:00『作品梱包作業』
       13:00-17:00『作品梱包作業』

 沢山の作業があり、一日一日が怒涛のように過ぎていきます。展示を観ることはあっても、展示に携わる機会はなかなか少ないのではないでしょうか。福祉事業所の方、個人の方、知的障害者協会会員の方、学生など沢山の方にご協力いただきアート展を無事開催できましたこと、心より感謝しております。どうも有難うございました。

 また併せて公開審査についてもご紹介させていただきたいと思います。公開審査は全国でも珍しい取り組みで、審査委員の作品に対する生の意見を聞くことが出来る貴重な機会です。当アート展では毎年公開審査を実施しており、今年は12月6日の9:00-14:00、複数の事業所の支援員の方や個人、学生などにご参加いただきました。支援者の方からは、自分の施設から応募した作品について、作家さんの人となりや日々どのように過ごされているか、また作品がどのように作られ、どんな思いが込められているか等、審査員からの質問に答えつつお話し頂きます。作家や作品をつくるきっかけを知ることで作品との距離が近づき、予期せぬ表現の面白さに遭遇することがあります。さらに、作品への審査員のアドバイスは多岐にわたり、画材の選択や額装についてなど、創作活動に携わる支援者の方にとってもどのように創作活動をセッティングし、作品や作家との向き合うのか、非常に参考になります。公開審査は作品応募頂いた支援者の方に主に事前申し込みの上ご参加いただいております。その他でご興味のある方は、直接しまねいろまでお問い合わせいただき対応しております。

 しまねいろが事務局となってから4回目の島根県障がい者アート展。毎年多くの方に支えられながら開催させていただいております。障害のある、無いに関わらず、多くの方が行き来し、自由でユニークな表現を楽しめる機会を皆さまと育てていけることを願っております。ご協力いただきました皆さま本当に有難うございました。