[ 報告と御礼 ] 令和4年度 島根県障がい者アート作品展について

報 告

[会 期] 令和4年12月9日(金)~11日(日)
[会 場] 島根県立美術館 ギャラリー
[主 催] 島根県、 島根県障がい者文化芸術活動支援センター アートベースしまねいろ
[協 力] 社会福祉法人島根県社会福祉協議会、島根県知的障害者福祉協会、
      島根県立大学・島根県立大学短期大学部
[後 援] 公益財団法人しまね文化振興財団、島根県障害者社会参加推進センター
[出展数] 347点 (うち、金賞2点、銀賞3点、銅賞5点、佳作33点)
[来場者数] 3日間でのべ665名

[公開審査会] 令和4年12月7日(水)10:00~12:00
[審査員]
 ・福井一尊氏(島根県立大学人間文化学部 准教授)
 ・櫛野展正氏(アーツカウンシルしずおか チーフプログラム ディレクター、クシノテラス代表)
 ・川西由里氏(島根県立石見美術館 専門学芸員)
 ・大下弘之氏(島根県健康福祉部障がい福祉課 課長)
 ・髙岩綾子氏(島根県障がい者文化芸術活動支援センター長)
 ・参加者7名(福祉サービス事業所等支援者)
[表彰式] 令和4年12月9日(金)13:00~14:00 受賞者8名出席

御礼の報告

 昨年度は、島根県立美術館が改修工事のため、応募作品を展示することができず、Web上での展覧会となりましたが、今年度は島根県立美術館ギャラリーにおいて作品展示となりました。毎年応募される方、初めて出展される方、子どもから大人、高齢の方まで、たくさんのご応募をいただきましたこと御礼申し上げます。

 「障がい者アート作品展」は他県においても開催されています。島根県の「障がい者アート作品展」の特徴の一つに、公開審査会があります。日々、障がいのある方の創作活動の支援者の方に参加していただき、実際の応募作品を観ながら、作品づくりの背景や当事者さんの特徴などを審査員と共有していき、助言や質疑応答をしていきます。そして今後の創作活動に生かせる気づきを得ていきます。当日の公開審査会でも多くの気づきやヒントを得られたことと思います。きっと創作活動に取り組む当事者の方々に、良い支援となって伝わっていくと思います。

 島根県立美術館ギャラリーの使用期間の制約のある中で、347点の作品を展示していく必要があります。今回、多くの協力者のもと、展示が完成しました。10月に島根県民会館で開催した、支援者向けセミナー&ワークショップ「伝わる展示のつくり方」の参加者の方も、今回のアート作品展でお手伝いしていただけたことも嬉しい出来事の一つです。ご協力をいただいた皆様に感謝です。ありがとうございました。

 開催日初日の表彰式では、金銀銅賞の受賞者10名のうち、8名の方が出席してくださりました。島根県知事は残念ながら都合により出席できませんでしたが、島根県健康福祉部長による代読とギャラリー鑑賞をしてくださいました。

 3日間でのべ665人の方が観に来てくださいました。多様な表現のアート作品をそれぞれに楽しんで鑑賞されたと思います。事務局としても毎年、表現するよろこびに満ちたいろんな作品に出会えて感心するばかりです。今年も誰にとっても素敵なアート作品展が開催できたことに御礼申し上げます。出展者をはじめ、ご尽力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。このアート作品展は今後、しまねいろのホームページ上で受賞作品の掲載や、益田市のグラントワでの巡回展と続いていきます。アート作品展の一連の取り組みが当事者の皆様やご家族・支援関係者の皆様にとって前向きな発表機会の位置付けとなれば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いします。